About Olive Oil

オリーブオイルのお話

オリーブ

munoz社

 オリーブオイルの原産地は地中海沿岸で、誕生は約8000年前のトルコと言われています。古代エジプト、ローマ文明(約3000年前)には、食用、灯火、薬品(軟膏、鎮痛剤)化粧品として利用されていました。キリスト教では、聖油としても洗礼の際の塗油にも使われています。  

 現在その品種は3000種以上あり、標準的な開花期は5月中旬~下旬(南半球は11月中旬から下旬)収穫期は10月~12月(南半球は4月~6月頃)になります。世界生産量の98%以上は地中海諸国(2/3はEU)です。生産量が最も多い国はスペイン、その次がイタリア、続いてギリシャです。

日本産は??

 日本では1910年に香川県小豆島で初めて栽培に成功した後、瀬戸内海沿岸の各県、関西、関東でも栽培しています。オリーブオイル用や果実漬物用以外に、園芸用苗機栽培も行われています。但し全数は少なく年間約160トンの生産にとどまっています。これらはほとんどは小豆島が占めています。そのためオリーブオイルの製造については、収穫量の少ない日本では海外のオリーブの実を輸入し国産のオリーブの実と混ぜて改良されたオリーブオイルを製造している生産者も多くいます。



シンボルとなったオリーブ

イスラエル国章

メノーラーと呼ばれる古代から使われてきた七枝の燭台を中心に置き、まわりにオリーブの枝を配した形になっています。 メノーラーの様式はモリアという名で知られる野の草に由来するといわれ、オリーブの枝はユダヤ民族の平和への願いを象徴しています。

イタリア国章

歯車の上に配置された赤縁の五芒星その両サイドにオークの枝とオリーブの枝を配置、枝に結ばれたREPVBBLICA ITALIANA五芒星は国家の守護、歯車はイタリア共和国憲法オリーブの枝は平和オークの枝はイタリア人民の力と尊厳の象徴です。

オリーブオイル

エキストラバージンオリーブオイル

 エキストラバージンオイルはおいしいだけではなく、健康効果の高い食品と言われています。だからこそ、何千年も人々に愛され続けています。近年。科学的な検証が進められ、オリーブオイルが健康に良いということの実証が様々な形で実証されてきています。

オリーブオイルに豊富に含まれている、オレイン酸って??

 LDL(悪玉コレステロール)の酸化を抑制する働きがあり、HDL(善玉コレステロール)の働きを維持・増加させると言われています。  

 血液の中には善玉コレステロールと悪玉コレステロールが存在しており、善玉コレステロールは血液をさらさらにして循環をサポートしてくれる役割があるのに対し、悪玉コレステロールは善玉とは全く逆で血液をドロドロにして循環を悪くして血液が詰まりやすい状態を作ってしまうという性質をもっています。  

 オレイン酸によって減少させることができるのは血液をドロドロにしてしまうことがある悪玉コレステロールになります。善玉コレステロールを増やす効果は特にありませんが、健康に悪い悪玉コレステロールを減らすことができるので血液の状態をより綺麗にしていくことができるとういことです。動脈硬化などの病気を予防できる。

出典:油と脂の美容健康知恵袋-オイルズOILZ

和食とオリーブオイル

 スパイシーなもの、クセがなくまろやかなもの、と産地やメーカーによって味わいはさまざま。あれこれ試して、好みのものを美味しい和食のアクセントに

【納豆や焼き魚にひとたらし】

独特の繊細な香りは、仕上げとしてかけて楽しむのもおすすめです。いつもの焼き魚や納豆、冷や奴に垂らせば、味に奥行きが出ます。そうめんや味噌汁にかけるのもおすすめです。

【和の煮物が、香り豊かな仕上がりに】

ほんのりえぐみのある風味は、実は和食と好相性。例えばきんぴらや肉じゃが、筑前煮など定番の和のおかずも、オリーブオイルで作るといつもと違うおいしさに。

出典:アンアンニュース

最後に

munoz社

 紀元前から、人々に親しまれ大切なものとして使用されてきたオリーブオイル。

 現在でも未だに偽物や賞味期限スレスレのものが横行し、他国ではマフィアの資金源とするために偽物を大量生産し出荷されていると言われていますが、自分の舌で感じた味がご自身の好みとあうなら、自分の味わい、好みを尊重し、ポジティブに笑顔でおいしく食することが一番で大切なことではないでしょうか。どの業界にも存在している専門的団体の言葉に踊らされ、専門家の如く否定的見地から入り、これは偽物だ!これは本物だ!と叫ぶことより、素直においしく食することの方がハッピーですよね。

 黄金の油といわれるオリーブオイルは、一滴に幸せな笑顔や健康が凝縮されている身体に優しいおいしいアイテムとして日々の生活に取り入れてみませんか。